専攻科生 研究テーマ
研究テーマ紹介
専攻科生の研究テーマをご紹介します。この他にも、動物看護に関するテーマを設定し、様々な研究を行っています。
中野目 直樹さん
研究テーマ:「動物看護師の手指衛生へのオゾン水の応用」(課題研究指導教員:藤村 響男 教授)
動物病院で活用できると考え、オゾン水の殺菌効果が動物から採取される菌において効果を示すか研究しています。専攻科修了後は、ヤマザキ動物看護大学大学院に進学を志望しており、現在行っている研究を更に深め、実際に臨床現場での活用に向けた研究を続けていきたいと考えています。
齋藤 めぐみさん
研究テーマ:「動物看護におけるターミナルケアーエンゼルケア実習を通しての課題と展望ー」(課題研究指導教員:花田 道子 特任教授)
動物病院で動物看護師として勤務していた頃から、動物の終末期医療や看取りについて考えてきました。すべてのペットが共通に迎える「最期」に対し、飼い主が求めるものを考え、動物看護師の視点から飼い主をどのようにサポートすることができるのかを研究しています。
堀口 紗彩さん
テーマ:「抜け毛対策に効率的な犬の服の形状の検討」(課題研究指導教員:宮田 淳嗣 講師)
イヌのアトピー性皮膚炎は、何かしらの刺激に対し、体が過剰に反応して皮膚が痒くなる病気です。現在は、アトピー症状を持つ犬の負担を軽減することができないかと考え、犬の衣服と皮膚の関係について研究しています。将来、動物看護師としてこの研究を役立てたいと思います。
南部 穂花さん
研究テーマ:「イヌの内在的動機付けを高めた歯磨き習慣による暮らしと健康のQOL向上~イヌの唾液中コルチゾール濃度と唾液中生菌数の変化~」(課題研究指導教員:藤原 恵利子 准教授)
問題意識を持ち、自ら設定したテーマに沿った資料を集め、論文としてまとめることに興味があり、専攻科への進学を決めました。現在は、愛玩動物の唾液中に含まれるコルチゾールや、腸内の腐敗物質測定によるストレス評価について研究しています。
南川 涼花さん
研究テーマ:「院内感染を防止するための一助となる診察台の清拭方法の比較・検討」(課題研究指導教員:花田 道子 特任教授)
愛玩動物看護師の業務において、院内の衛生管理を徹底し、感染症予防に努めることも重要な役割と言えます。そこで清拭方法の違いによる診察台の清拭効果を検討し、本学で学ぶ清拭方法は効果的であることと示されました。さらに臨床現場でも清拭を効果的に活用していくため、状況に応じた臨機応変な対応が必要であると考えます。
下田 那央さん
研究テーマ:covid-19 パンデミック下の保護猫施設に於けるFIP多発の原因究明-SARSコロナウイルス-2感染関与の検討-」(課題研究指導教員:藤村 響男 教授)
covid-19 パンデミック下に都内の保護猫施設で猫伝染性腹膜炎(FIP)が急増したことをきっかけに、covid-19の原因ウイルスがFIP派生の原因と考え、聞き取り調査とFIP発症猫に対しcovid-19の原因ウイルス感染の有無を調査し原因究明を行いました。結果として直接関与はしていませんでしたが、他の可能性も考えられるため今後もフィールドを継続していきます。
泉 樺音さん
研究テーマ:「ヒトとイヌの適切なコミュニケーションによる健全な散歩-尿中コルチゾール濃度とマーキング回数の関連に見られるイヌの屋外排泄時におけるストレスとその原因-」(課題研究指導教員:山本 央子 講師)
マーキングが行動としてどのような心理状態を示すのかを明らかにする研究を行いました。結果として、飼い主との適切なコミュニケーションによる散歩は、屋外の刺激によるイヌの不安要因を軽減することが想定され、散歩の在り方を再考することで、ストレスのない楽しい散歩へと改善されることが分かりました。
専攻科生 研究発表
毎年2~3月、1年間の研究成果を教職員全員の前で発表いたします。
発表後には、内容に関して質問時間が設けられており、活発な意見交換が行われます。
発表後には、内容に関して質問時間が設けられており、活発な意見交換が行われます。