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「ペットとの生活を豊かにする!どうぶつの深い話」Vol.9


汗ばむ季節もさり、朝夕の風が首筋に冷たく感じる季節は、お散歩をする人にとっても快適ですが、犬がお外で弾けるまさに犬の季節到来です。30kgの大きな犬から3kg以下の小さな犬まで、サイズは違いますがイヌ種である限り、犬はお外の新鮮な風を満喫して走るのが大好きなのです。「犬を飼ったら紅葉を見に行きたい。」「ハイキングに行きたい」「カフェやドッグランに行きたい。」「健康維持の散歩のお供に、、。」など、抱っこしたり、撫でたりする以外にも飼い主さんたちは、犬との楽しい外出を描いて犬と暮らし始めます。でも近年の室内飼いで育つ犬の中には、お外が苦手な犬も少なくありません。
 人と犬が暮らす上で発生する問題を解決するために、問題の原因を分析して犬の行動を変容することが私の専門分野です。「うちの犬はお散歩は好きなんですが歩きたがらないんです。」という相談をよく受けます。「独りぼっちのお留守番は嫌いだから、大好きな飼い主さんと一緒にお出かけするのが嬉しいのです。でも、お外は車や知らない人や犬がいて苦手だから上手に歩けないのです。」これがそんな犬の気持ちです。では、どうすれば楽しくアウトドアを犬と過ごせるのでしょうか?そうは簡単には行きませんが、まずは普段の暮らしから屋外で楽しく過ごせるように準備をしましょう。
 屋外で楽しく過ごす必須条件は、「吠えない」「食いしん坊」です。犬は群れの和を重んじて穏やかで食を喜ぶ動物です。もし吠えたり、大好物を喜んで食べることができない場合は、見知らぬ犬も含め人の社会の様々な未知の刺激が苦手なために、不快を訴えているわけなので、知らない人や犬、光景や騒音などに慣れさせてあげることが最優先です。お家で食いしん坊な犬なら、まずは食事の場所を少しずつ玄関から外へと移動して行きましょう。この時注意することは、必ず出されたお食事をワックワクしながら完食することです。普段のお散歩時も、大好物のおやつをポケットにいっぱい詰め込んで、「美味しいお散歩」にしましょう。犬にとって大好物のおやつは、私たち人にとっての「お小遣い」です。お散歩中は、「お外は楽しいね。あそこの角を曲がったらお小遣いあげますよ。」たくさん犬に優しく、楽しく話しかけてあげてください。お外が苦手な犬にとって、大好きな飼い主さんの優しい声かけは、楽しいお散歩の応援歌です。お外が上手に楽しく歩けるようになったら、お出かけエリアをゆっくりと開拓していきましょう。

教員プロフィール

山本 央子 教授

家庭犬育成指導研究家
(一社)優良家庭犬普及協会 常任理事
京都動物愛護センター収容動物行動評価責任者
ペットパートナーズ協会ニューヨークプログラム顧問


米国NPO法人Pet Partners協会や、米国動物虐待防止協会において家庭犬、セラピー犬のトレーナーやハンドラーの育成指導に従事した経験を持つ。

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