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「ペットとの生活を豊かにする!どうぶつの深い話」Vol.18


満開の桜の中、期待に胸を膨らませ始まった新年度から早いものでもう1ヶ月…。

急に気温が高くなり、夏が近づいてきていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
私は、現在、自宅で少しずつ夏に向けて、衣替えを進めています。

写真A(換毛期の川上犬)

ところで犬たちの中には、自分で衣替えをする品種がいるのをご存知でしょうか。
柴犬やシベリアンハスキー、ゴールデンレトリバーなどの一部の品種は、ダブルコートと呼ばれる2層構造の被毛を持っています。これらの品種は「換毛期」と呼ばれる時期があり、春から夏に向けて、秋から冬に向けての年2回、季節に合わせて冬毛から夏毛に、夏毛から冬毛に、被毛のコンディションを自然と整えています。
不要な被毛は死毛(デッドヘアー)と呼ばれ、皮膚から抜けると、被毛に留まりますが、だんだんと生えている毛の上に層になるように浮いてくる場合もあります。柴犬などの短毛の犬では、これが顕著に現れます(写真A参照)
この時期になると、いつも以上に「よく毛が抜けるなぁ」と感じる飼い主さんも多いと思います。そのまま放っておいても自然と毛が浮いてきて、塊でごっそり抜けることもあり、経験者の間ではお家の掃除に頭を悩ます時期でもあります。
今でもこの時期になると、幼い時に実家で飼っていた柴犬の換毛期に浮いている毛を摘んでごそっと抜いていたことを思い出します。
そのままでも数週間で生え変わり、季節に合った被毛のコンディションになって行きますが、可能な限り、お家でスリッカーブラシなどを使い、死毛を除去することをお勧めします。

一方でシングルコートと呼ばれる品種は、単層構造の被毛を持っており、換毛期はありませんが、年間を通して少しずつ毛が生え変わっていきます。プードルやマルチーズ、ヨークシャーテリアなどが該当します。
「うちの子は、シングルコートだからブラッシングをしなくても大丈夫!」
ということではないのでご注意ください。
ブラッシングは、本来不要な死毛を除去することで被毛の通気性を良くし、皮膚の健康状態を保つことができます。これを定期的に行うことで毛玉やもつれの予防にも繋がります。

また、ブラッシングは飼い主と犬とのコミュニケーションツールになります。
犬の体に触れながら、被毛を整えることで異常の早期発見にも繋がるのです。

しかし、いくら必要なことだと言っても、ブラッシングが苦手というワンちゃんには、無理強いすることは避けてください。今後のブラッシングを好きになってもらうためにも、トリーツ(おやつ)等を用意して、ブラシとご褒美を一緒に行えば、そのうちブラッシングが苦手でなくなってきます。苦手な子にはぜひ試してあげてください。

一緒に楽しくブラッシングをして、夏に向けた準備をしてみてくださいね。

教員プロフィール

原 大和 助教

修士(動物看護学)・愛玩動物看護師

ヤマザキ動物看護大学卒業後、助手として実習指導に携わる一方、ヤマザキ動物看護大学大学院で信州川上犬の保存における毛色の分子遺伝学的研究について取り組む。

教育・研究業績はこちら

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